第15話

「…来てますか?」




視線だけを課長席に座る初老の男性に向けて彼女が呟く。




「ああ……だが今日は、事件よりも先に新しい仲間を紹介しようと思ってね」




白髪の課長が深くシワの刻まれた顔でにっこりと笑うと、申し合わせたかのようにドアが開いた。




「はーい!1名様ご案内しましたよー♪」




勢いよくドアが開いたと思ったら突然巨乳のナースがわざとらしくポーズを取りながら派手に現れた。




「はいっ、おにーさんこっちこっち♪」




続いて後ろから短髪無精髭の男がそろそろと入ってくる。

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