第5話

土砂降りと大勢の機動隊と赤色灯の点滅でぐちゃぐちゃになる視界を眺めていると、




「大丈夫ですか三瀧刑事!おい、救護班!」




若い別の刑事が駆け寄り彼の肩を圧迫し止血し始めた。




三瀧と呼ばれた男は、まだ信じられないという顔で山になる機動隊を見ていた。




* * * *



「…いや、三瀧ほどの腕があって発砲をしくじるとはな」




後日、三瀧は上司や重役3人の前に立たされていた。

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