第32話
奈月について店内へと戻り、ライトノベルのコーナーへ進む。
迷うことなく歩いていく様子から、奈月も何度かこの店に足を運んでいるのだと思い、少しだけ安心した。
「んー…このシリーズはこないだ読んだので全部かぁ…。あ、てか先輩ラノベ読みます?」
人気作品が積まれている本棚の前に立ち、奈月は今まで読んでいたらしい本を手に取り表裏を確認すると夢に振り返った。
「あ、え?いえ、こっちの方は実は…」
「そうなんですか。あっ、付き合わせてすいませんでした」
「い、いえ…えと、…このアニメなら見ました。私は面白かったですよ」
奈月が謝るのが申し訳なくて、慌てて以前見たアニメと同じタイトルの本を見つけ、拾い上げる。
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