第33話
『 香side
「親にまだ喧嘩売ってんの?」
「まさか、そんなことはしてないよ」
「なら、、、千夏を殺すようなまねしないでよ」
「そんなこと、企んでないよ?」
「次おかしなまねしたら、ただじゃおかない」
「はぁ、花さん。どうにかしてよ、、、」
「いいえ!これは誠さんが悪いですもの!私は助かる気ありませんから」
「え、ちょっと待って。ちょっと待って」
「無理です!」
「だってさ,誠さん。今死にたい?」
「わ、悪かったって。ほんとにアレルギーのことは忘れてたんだよ。悪かったよ」
「俺ら、アレルギーのことなんて一言も言ってねぇだろ?アンタが自分の口から言ったその言葉、どう言う意味か教えてもらおうか」
「えっ、あの、う、なんだ」
「あら、そろそろ睡眠薬も効く頃?」
「くそ、こんな、ことに」
「あ、寝ちゃった。あとは父さんに言っとかなきゃなぁ、牢獄、空いてたっけ。ま、そんなのどうでもいっか!」
「はぁ、香。千夏ちゃんには会えないくらい酷い顔してるわよ」
「ん?うん。大丈夫」
「まったく」
「じゃあ、僕はもう行くから」
「はぁ。この処理、私なのね」
「うん、頼むね、母さん」
』
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