第28話
「千夏ちゃん!大丈夫だった!?」
「うん、香が来てくれたから」
「そう。よかったわ、ほんとに無事で」
「うん」
「それじゃあ先に帰りましょうか。少しすればお父さんたちも帰ってくるわ」
と言って車の扉を開けてくれるお母さん。お母さんの息、かなり荒れてる。急いで来てくれたのかな。なら、心配かけちゃったな。
「うん」
「帰ったら美味しいもの食べましょうね。きっとパーティーでは、食事ができなかったでしょう?」
「うん」
「、、、香なら大丈夫よ。千夏ちゃんのことしか頭にない香だもの。心配いらないわ」
「うん」
香。やりすぎちゃ、ダメだからね。
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