第18話

そして日曜日


「千夏ちゃんっ、香。買い物に行きましょ!」



お母さんは買い物が好きでよく私たちも一緒に行くのだ。そして今日は、夏祭りのための浴衣を買いに来た。



「見て、千夏ちゃんっ、綺麗な黄色とオレンジの浴衣」


「わぁ、ほんと綺麗!」


「あ、こっちも可愛いわよ!」


「わぁ!」ねぇ、香、どれが似合うかな」


「うーん、そうだなぁ,その薄い紫とか可愛いと思う。その中に薄くだけど向日葵も書いてあって可愛い。きっと千夏に似合う」


「じゃあ、それ買ってあげるわ」


「いいの?お母さん!」


「ええ!もちろん!じゃ、次は香のね。そうねぇ,何色のがいいかしら」


「僕はこれにするよ」


「わかったわ。じゃあ買ってくるから」


「良い買い物ができたね、千夏」


「うんっ、選んでくれてありがとう」


「いいんだよ、僕が千夏に来て欲しかっただけだから」


「う、ん、、、。あ、でもなんで香は暗めの紫っぽい色のにしたの?」


「ああいう濃い色の方が千夏の着る浴衣を映えさせるかなって」


「な、なるほど」



そしてこの後も買い物を楽しみ休日を終えた。

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