第34話

「あなたのお友達、どうにかしてもらえない?」


「私には、どうにも」



もう、なんなの…/



爽〜、助けて〜。って、無理か。


私がこの高校選んだんだもんね。

はぁ、私の選択が間違ってたんだろうな〜。謝んなきゃな〜。



「はぁ」



思わずため息が出てしまった。



「あ、あの…!」



顔を上げるとあの女の子。



「…なに?」


「お友達になってもらえませんか…!」


「…」


「私…あの人と仲良くなりたい…!」


「…あの人?」


「うん…!黒髪の男の子…!」


「…ごめん。あんまり人付き合い得意じゃないの。それに黒髪の子は私の彼氏だから、仲良くされるのは…ちょっと』


「…そっか」


「あ、ごめん。ちょっと電話」



これって、私が悪いのかな…。うーん。どうするべきかな。なんて思いながら爽からの電話に出た。

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