第21話
お風呂を出て、部屋に戻り、さっき買った飲み物に口をつける。
お母さんもお父さんも兄もそれぞれが好き勝手やっている中。
私はさっきの名刺に目を通した。
住所。電話番号。職場。名前。
『源、凛、、、」
しかも職場が、兄と同じ会社。しかも、社長の息子、、、。
名刺には源凛の名前とその上に親の名前までが書いてあった。源章司(みなもとしょうじ)とは、確かに聞いたことがあった。
若くして起業し、世界に名を轟かせるほどの力がある人の息子が“源凛”さんだなんて、、、。
なんだか恐ろしい。なんて考えて、私はもう眠りにつくことにした。
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