第20話
「いやー、助かったよ。お名前は?」
「え、それは、、、ちょっと」
軽く断るとさっきまでの柔らかな瞳から出ていた眼差しとは違い鋭いものを感じた気がしたが一瞬だったのでわからない。
「ま、それもそっか。あ、俺はね、源凛(みなもとりん)。はい名刺」
「え、あ、はい。ありがとうございます」
「うん。じゃ、なんかあれば電話してね。またねー」
「あ、はい。、、、え?」
“またね”って。
てかコーム取られてるし。
考えてもしょうがないということで、私は飲み物を買いお風呂に向かった。
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