第26話

そして私たちは久しぶりのお父さんとの食事をし部屋に戻ってきた。



「じゃあ私たちもお風呂に入ってくるから」


「はーい」


「はい」


お父さんとお母さんは大浴場へと向かったのだった。



私たちはそれぞれスマホをいじったり、本を読んだりしていた。


ピロン

私のスマホが鳴った。


ん?

祐美さん?どうしたんだろ


『どうかしましたか?』


『もう、恵梨ちゃんったら忘れたの?カフェに来たっていたじゃな』


カフェ、、、?

『あ!そうでした!本当にすみません!!』


『まぁ、誰にでも忘れることはあるものね』


ほ、ほんとにすみません!昨日ですよね!?それ』


『うん』


『ごめんなさい!ほんとに!』


『そんなに謝らなくても大丈夫よ』


『はい』


『それで、いつなら来れそう?』


『えっとそれじゃあ今週の土曜日がいいです』


『わかった。じゃあ土曜日の朝10時にあのカフェね』


『はい、ほんとにすみません』


『いいって。それじゃあまたね』


『はい、また』



はぁ。最低過ぎる。土曜日は私がパンケーキを奢ろう。本当にすみません。祐美さん。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る