ホテル(家)

第22話

中はとても綺麗だった。



「お待ちしておりました。佐久間様」


「お久しぶりです。」


「お久しぶりでございます。今回は少なくとも3年は宿泊なさると言うことでしたがお間違えはございませんか?」


「はい、問題ありません」


「なんかホテルってのもあるけど旅館っぽさもあるよね」


「確かにね」





「あ、これ部屋の鍵ね、25階ね。で、とりあえずお風呂に入ってらっしゃい。部屋の荷物はそのあとでいいわよ。あ、あと館内着も渡したくから。じゃまたね」


「え、あ、うん」


「行っちゃったね」


「ね、締切が早いのかな。ま、いいや、お風呂行こ」


「うん」


「何分が集合にする?」


「50分くらい?」


「わかった。じゃあ、6時ね」


「うん。また後で」


「はーい」

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