お礼
第3話
「お礼をするからちょっとカフェ2でも入らない?」
「え?いいですよ、そんな。お礼なんて」
「いいのよ、さ、行きましょ?」
「な、ならお言葉に甘えさせていただきます」
「ほんとに助かったわ。ありがとう」
「いえ。大丈夫ですよ」
そして彼女たちは私にミルクティーとパンケーキを注文してくれた。
「それでお礼なんだけどね?あなた何歳?」
「あ、私は15歳です。今中3で」
「あらそうなのね」
「祐美、どんなお礼をするの?」
「お名前は?あ、私は永井祐美{ながいゆみ}。よろしくね」
「祐美さん。私は、、佐久間恵梨{さくまえり}です」
「恵梨ちゃんね、覚えておくわ。それでお礼の話なんだけど」
「はい」
「私の会社に来てくれたら好きな商品をいくらでもあげるわ」
「え?」
「それがいいわね!まぁ、悪いの私だし私からもお礼を準備するわね」
「え」
「私からはね、一応モデルとして働いてるからいつでも用があれば来てちょうだい、そうしたらあなたの望むままに色々とするから」
「えっと」
「あ、私は高原愛香{たかはらあいか}。よろしくね」
「い、いやでも。私指輪を拾っただけですよ?」
「いいのよ!私がそうしたいんだから」
「そうそう!」
「ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます」
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