第41話

「さぁ、準備が整いましたよ」



私は化粧も衣装の支度も済ませ、深凪さんのところに向かっていた。



「お綺麗ですよ」



私のドレスの裾を待ってくれている女性が私の緊張をほぐすようにそう言ってくれた。



「ありがとうございます」



私はそれしか言えない。やはり緊張があって、他には特に何も言えなかった。


そして深凪さんがある部屋の扉が開かれた。

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