第37話

「感謝いたします。楓さん。私から説明できるのはここまでです。瑠璃、お入り」


「失礼致します」



扉の外から呼ばれた瑠璃さんという女性。



「始めたまして。楓さん。私は式場準備でリーダーを任された橋本瑠璃と申します。どうぞよろしくお願い致します」


「は、はい!よろしくお願いします」



そのあとは何時間経ったかわからないけれど、式についてたくさん話した。



そして今は夕飯。美也子さんや日向さん。深凪さんと食事をしている。



「本当にありがとうございます。楓さん。私は幸せです」


「い、いえ!」


「深凪の花婿姿かぁ。楽しみだな」


「父さん。酒飲みすぎ」


「いいじゃないか!こんな時こそは飲みたいんだよ!」


「えぇ、そうですね」


「まったく、母さんまで。楓、大丈夫?」


「ぜ、全然大丈夫!」



お料理もとても美味しくて、2人ともとても優しくて、私はこんな親がいたら幸せだと思った。



そして、食事を済ませ、この日は帰宅することとなった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る