深凪さんが嫉妬深い

第28話

次の日

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いつものように学校に行けば、不機嫌そうな目で咲に見つめられた。

「おはよう、咲」

「､､､おはよ」

「､､､怒ってる？」

「昨日のこと、忘れたとは言わせないからね？」

「､､､うん」

「もう！なんだったの！？」

「いやぁ、ちょっと､､､」

「ちょっとじゃない！」

「いや、その､､､」

「あ、いたいた」

と、教室に入って来たのは、沢谷先生。

「あれ、大雅」

「､､､沢田先生」

「やっほ。咲ちゃん。と、楓ちゃん」

「､､､なんですか」

「なんでそんなに不機嫌なのよ､､､？私の方が怒ってるっての！」

「､､､ごめんって。それでなんの用ですか。先生」

「これ、渡そうと思って」

と言って沢谷先生が出してきたのは深凪さんのピアス。

「これ、黒瀬に返しておいてくれない？」

「あ、はい。ありがとうございます」

確かに朝、探してた。

「え、どういうこと」

取り残されている咲はより一層不機嫌になっている。

「えっとね､､､」

私が言葉に詰まっていると沢谷先生が、

「楓ちゃんの彼氏と俺が知り合いなの。で昨日家に行ったら楓ちゃんもいて、それで俺が持ち帰っちゃったピアス、返してもらおうと思って」

「え！そうなの！？てか、彼氏いんの！？」

「う、うん」

「それじゃあ、俺は行くから。またね」

「あ、またね〜」

「､､､はい」

その後は咲に詰め寄られて彼氏のことを少し、話した。同居してるのはまだ秘密。