第18話

「自己紹介、しようか」


「、、、はい」


「俺は19歳。黒瀬深凪。1人暮らし。

あとはー、両親共に芸能界の人間。そのくらいかなぁ、自己紹介」


「そう、ですか。私は梅野楓。15歳です。今年から高校生です」


「よろしくね、楓」


「はい、よろしくお願いします」


「1つだけ、ルールがあるよ」


「ルール、ですか?」


「敬語はなし。いいね。距離感あって邪魔」


「そう、、、わかった」


「うん、よろしい」



敬語を嫌う深凪さん。敬語はその時から一度も使ってはいなかった。


門限は特になかった。連絡あるなら遊んできても構わない、と。ただし23時に帰るように、と。スマホ台や生活費は気にするな、と。


そのくらいでしたかなかった。

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