深凪さんと私

第1話

「深凪(みなぎ)さん、おはよう」


「おはよう、楓」



今日もいつもの日常が始まる。



「あ、楓(かえで)。今日習い事あるよね?」


「うん、6時半まで〜」


「わかった。じゃあ帰りに寄るよ」


「はーい」


「じゃあ、仕事に行くよ。気をつけてね」


「深凪さんもね〜」



深凪さんは19歳。優秀な彼は大手企業に勤めている。



「いってらっしゃい」



私は1人寂しくリビングでそんなことを呟き、学校へ行く支度をした。

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