第15話

「初めまして。私は良真の義母。まりと言います」


「は、初めまして」


「お嬢さんはなんというのですか?」


「私は、遠藤ゆずです」


「ゆずさん。どうぞこれからよろしくお願いします」


「は、はい」


「良真の彼女になったのですね…。かなり重いですが、精一杯頑張ってください」


「…失礼な」


「おや、本当のことでしょう?良真は愛が重い。違いましたか?」


「違くはないよ」


「そうでしょう?ですから、ゆずさん。頑張ってください」


「は、はい」


「あ、そうです。今日は夕飯をご一緒にいかがですか?」


「え、い、いいんですか?」


「はい。もちろんです」


「あ、ありがとうございます」


「はい。では…とりあえず良真の部屋にでもいてください。まだもう少し時間がありますから」


「わ、わかりました」

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