第6話
「早く鞄とってきてください」
「う、わ、わかったよ」
もう諦めて、着いていくことにした。
「さ、行きますよ」
と言って初めに連れて行かれたのは美容室。
「えっ?」
「先輩。せっかく可愛いのに髪型が勿体無いですよ」
「え、そうかな」
と言う私の髪型は腰くらいまである長い黒髪。
「なりたい髪型とかってあったりしますか?うちの高校髪色とかも自由だし、できることは幅広いですけど」
「え、いや、特には…」
「じゃあ僕が決めてもいいですか?」
と目を輝かせて言うから断ることができなかった。
「べ、別にいいけど…」
「じゃあ、店長。これで」
私には見えないけれど、どうやら雑誌を店長さんに見せているようだ。
そしてここはどうやら彼がよく来るらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます