第25話

「私たちを会長の学園に入れてどうしようとしてるの?」


どうせろくなことじゃない


「莉里は僕のところに来れば良いよ。羅衣はー、んー、草でも刈っていれば?」


なんて笑いながら言う。


「まだ諦めてないの?莉久(りく)」


羅衣は険しい顔で言う。


「ねぇ、羅衣もう2人のお遊びは終わりでいいよね?君の嘘ももう暴こうよ」


「何を言う、莉久」


「あの日の事故、君の仕業だってこと」


え、ちょっと待って、なんかわけわかんなくなりそう。


「それ、は」


「ね、あの日の真実知りたいよね?莉里?」


「し、真実?」


「そうだよ」

と言って彼は私の頭に手を置いた。


すると頭の中に6年前のあの日の事故のことが鮮明に思い出された。


余計なものまで付け足されながら、、、

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