第4話

そして車で走ること約20分ーー


「莉里様、羅衣様、着きました」


誠さんは柔らかい笑顔をこちらに向け扉を開けてくれた


「じゃ、誠帰りもお願いね」


羅衣誠さんに少し顔を向け言った


「誠さん、いつもありがとうございます」


すると誠さんが笑顔で答えてくれる


「いえ、構いませんよ。では、行ってらっしゃいませ」


深々と頭を下げ誠さんは車に戻って行った。


私と羅衣は誠さんを見送り、校舎へと向かった

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