第5話
隠れ家に戻り、レベルを確認した、あそこにいた食料庫のゴブリンを倒したおかげでレベルがカンストしていた。
それにスキルレベルも上がった特にスティールブレードは防御力を30パーセント無視して攻撃できるようになったのが嬉しい。
他のスキルも斬撃は威力が上がり、擬態はさらにわかりずらくなったと思う、スウィフトダンスはさらに速く動けるようになった。
「これでついに、また進化できるな」
名前:スウィフトブレード
種族:カマキリ
レベル:20 / 20
ランク:E
基本ステータス
• 体力(HP):588
• 魔力(MP):78 / 78
• 攻撃力:255
• 防御力:211
• 素早さ:270
• スタミナ:240
• 知性:111
スキル
• 斬撃:Lv4
• 擬態:Lv4
• スティールブレード:Lv3
•スウィフトダンス:Lv3
「次の進化先は?3種類あるのか……迷うな」
1. ブレイド・マンティス(Dランク)
•戦闘スタイル:高い攻撃力と素早さを活かし、迅速に敵を斬りつけるスタイル。連続攻撃で相手を圧倒する。
•外見:鋭い刃のような前肢を持ち、全体的にスタイリッシュな印象。体色は鮮やかな緑色。
•特性:斬撃に特化しており、物理攻撃のダメージが増加。
•スキル:
•連斬:敵に連続で斬撃を加える。一定確率で追加攻撃。
•反撃:敵の攻撃に対して反撃する。
2. ハイマンティス(Dランク)
•戦闘スタイル:魔法攻撃を駆使し、遠距離からの攻撃が得意。防御力も備えており、耐久性がある。
•外見:体全体が青白い輝きを放ち、羽根が発達している。眼には魔法のオーラが宿っている。
•特性:魔力の適性が高く、風や土属性の魔法に強い。
•スキル:
•風刃:風属性の魔法攻撃。遠距離攻撃が可能。
•マナシールド:MPを消費して防壁を作る。
•魔法適応:魔法攻撃に対する抵抗力を上昇させる。
3. ロイヤル・マンティス(Dランク)
•戦闘スタイル:防御を重視しつつ、反撃を狙う戦略。耐久性が高く、味方を守る役割も持つ。
•外見:黄金色の鎧のような外皮を持ち、威厳ある姿。翅の模様が美しく、存在感がある。
•特性:防御力が非常に高く、仲間を支援する能力に優れている。
•スキル:
•堅守:防御力を大幅に上昇させ、ダメージを軽減する。
•反撃構え:防御時の反撃確率を上昇させる。
•支配視線:周囲の昆虫を混乱させる能力を持つ。
浮かび上がる選択肢に目を向けた。数ある選択肢の中で、特にハイマンティスが目を引く。遠距離から魔法で倒せるならかなり強そうだ。
「この進化を選べば、もっと強くなれるはずだ…」
俺は一瞬迷いながらも「ハイマンティス」を選び、徐々に強烈な疲労感が襲ってきた。意識が薄れ、地面に横たわるように眠りについた。
深い眠りの中、彼の身体は少しずつ変化していった。筋肉が徐々に厚みを増し、外骨格は硬度を増していく。眠りの中で彼は熱と冷気が交互に押し寄せる感覚を覚え、不快な痛みが続く。意識ははっきりしないが、身体が新たな形へと適応しているのを感じていた。
夜が明ける頃、俺の進化は終わりを迎えようとしていた。体内には以前よりも濃密な魔力が巡り、手足には今までにないほどの力がみなぎっている。
やがて朝日が差し込み、俺はゆっくりと目を開けた。いつもとは違う視界、異なる感覚が俺を包み込んでいる。周りを見回すと、自分の手足が以前よりも大きくなり、筋肉質に強化されているのがわかった。
「…これがハイマンティスの力か」
彼はゆっくりと立ち上がり、身に宿る新たな力を感じながら、次なる冒険の準備を整えた。
ステータス
名前:ハイマンティス
種族:カマキリ
レベル:1 / 40
ランク:D
基本ステータス
•体力(HP):755
•魔力(MP):289 / 289
•攻撃力:470
•防御力:325
•素早さ:488
•スタミナ:240
•知性:260
スキル
•斬撃:Lv5
•擬態:Lv5
•スティールブレード:Lv4
•スウィフトダンス:Lv4
•マナシールド:Lv1
•魔法適用:Lv1
•風刃:Lv1
「進化にここまで時間がかかるのか……もしかするとランクが高くなる事に時間がかかるのかもしれない」
次の進化がどれほどの時間を要するのか想像もつかないが、その分だけ強力な力を得られるという期待もあるな。
「それはその時考えよう、今は新しいスキル試してみるか」
俺は自分の手に宿る新たな力を確かめるべく、辺りを見回した。幸い少し離れたところに、少し頑丈そうな岩が見える。俺は集中し、手を構えると、新しいスキル「風刃」を頭に思い描いた。
「これが…風刃の力か」
俺が念じた瞬間、手から風がうねりを上げながら刃の形を取り、次の瞬間には音を立てて岩に向かって飛んでいった。鋭い風の刃が岩に到達し、表面を斜めに削ぎ落とすように切り裂く。粉々にはならないものの、鋭くえぐれた跡が残っていた。
「この威力…!」
通常の斬撃よりは少し控えめだが、遠距離から攻撃できる利便性を考えれば、戦闘中に大いに役立つスキルだと直感した。彼は胸の高鳴りを抑えきれないまま、他の新しいスキルの使い方にも期待を寄せた。
次はマナシールドを試すため、周囲を見渡した。すると、近くの茂みからイノシシが姿を現した。おそらく何かの食事を求めているのだろう。
「よし、あのイノシシで試してみよう。」
俺は少し距離を取り、イノシシがこちらに気づかないように静かに近づいた。心を落ち着け、マナシールドを発動する準備をする。
「マナシールド!」
念じると、俺の周囲に青白い光の膜が形成され、まるで水の中にいるかのような感覚が広がった。イノシシが気づき、こちらに突進してくる。その瞬間、俺はシールドの力を試すため、構えた。
イノシシが俺に突っ込んできたが、マナシールドがその衝撃を受け止める。硬い体がぶつかっても、俺は思った以上に安定した感覚を保っていた。シールドは少し揺れたが、俺の体を守る強力なバリアとなっていた。
「これがマナシールドの力か…!」
俺はその瞬間、安堵と興奮を感じた。イノシシは驚いて後退し、俺はスキルの効果を実感する。新たな防御手段を得たことで、戦闘において一層安心感が増した。
進化後も毎日ゴブリンを狩っていると、日に日に武器を持った少し強いゴブリンが増えていった。最初はただのゴブリンだったが、今では短剣や棒を持つゴブリンが姿を見せるようになった。
「このタイプのゴブリンは…そうだ、ゴブリンファイターとでも名付けておくか。」
彼らの動きに目を凝らした。これまでは数匹のゴブリンを相手にするのが精一杯だったが、今や彼らも戦い方を学び、少しずつ強くなっているようだ。
「そろそろ洞窟で見たリーダー格、名づけてゴブリンリーダーとかが洞窟から出てくるかもな。」
この先リーダー格のゴブリンが現れれば、戦いも厳しくなる。どんな能力を持っているのか、どれほどの強さを誇るのだろう。
その時、周囲に微かな動きが感じられた。俺は身を引き締めて、周りを見回す。次の戦闘が近いのかもしれない。心の中で戦闘の準備を整えながら、俺はゴブリンたちの動向を見守るのだった。
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