廊下はつづくよどこまでも…
沼津平成
廊下はつづくよどこまでも…
——放課後。
掃除に意外と手こずって私は下校するのがクラスで一番遅くなってしまいました。朝からちょっと寝ぼけてはいましたが、こんなドジをやらかすなんて……。
「さて……」
その時、何か背筋に寒気が走ったのです。
(いつもの廊下じゃない!)
間も無く私は気づきました。廊下の左にあるはずのものが右にある。逆もまたあります。
私はうわあああん、うわあああんと泣きながら走りました。
と——廊下の端っこに広がっているものがあります。
「なんだ?」
それは、鏡でした。鏡の奥には、いつもの廊下——
「なんだ、私、夢見てたのね」
アリスは、鏡の中に飛び込みました——。
廊下はつづくよどこまでも… 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel
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