第5話 侵略者のもたらしたもの
世界は平和に、そして悪意を忘れるように、動き始めていた。
「そういえばどうやってこの山を登っていたんですか?」
ヘルヴィンの表情が曇る。
「……能力を使ったんだ。」
「……!!まだ、使えたんですか?」
ミリアたちはひとりひとり、超能力を使っていた。だけど、それは侵略者の能力が人間に発生した結果だ。
「うん、だけどもって5年だね。」
「……やはり、」
「うん。華音が消えてきた。」
華音………超能力を使用するために消費する力で、空気中に漂っている。
侵略者とミリア率いる対侵略者集団、通称[花弁の風]は華音を用いた超能力を使って戦っていた。
侵略者が地球で戦うために華音をばらまいたことで、ミリアやヘルヴィンたちに才能が開花したのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます