第10話
時差ボケのせいか知らないうちに寝ていた。
実家の離れに俺の部屋がある。
ここには、絶対に誰も来ない。
コンコン。「黎弍?」
はずだ・・・
この声はあの人か
「はい。入っていいよ。」
ガチャ
「母さん。久しぶり」
青白顔をして笑うこの人は俺の母親だ。
病弱で殆ど家か病院で過ごしている
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