第24話

「おうおう、どうした?黙っちゃって!

イエスかノーかどっちだ。」



どんどん詰め寄ってくる



今には唇がくっつきそうな距離まで近づいた時、



「おい、雅之。

近い。それに、飛鳥が困ってる。」



雅之さんの襟元を掴み俺から引き離してくれる



「悪いな、飛鳥。

去年までは断ってたんだけど、どうしてもって依頼が来てな。出るならトップ狙わないとって話になってな。」



そういうことか、それで俺に出ろと




まあ、レイの事で世話になったしいいか。



「それで、日はいつですか?」



「くっくくっ、来月の第1週だ!

場所は〇〇県だ。行ってこい!」



・・・日は少しあるね



それに、やっぱりこの人たちには敵わないな



〇〇県ってレイの住む県だよ



驚いた顔をしていると、ウインクしながらニコッと笑いかけてくる



・・・確信犯か



「あなたには敵わないですね。

誰か連れて、行って来ます。

それから、一応お礼言っておきます。」



きっと、この人たちにとって俺が頭を下げても迷惑なだけだ



「おほっ、行って来なはれ。

優勝目指してレッツゴー!」



日程が書いてある用紙を受け取り部屋を出る

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