第6話

だから、毎月家に帰って来てお金を置いて行ってくれているんだと思っていた



「因みにあのお金はあたしのお金じゃないわよ。あの男があんたにって毎月送ってきていたお金よ。あいつからあんたの養育費もらうために引き取ったけど、もういらないわ。お金もあんたも」



そう言って俺をゴミでも見るかのように蔑んだ



「あんた、あの男んとこ行っていいわよ。って言ってもあいつ自殺したのよね。バカよねー、わたしとまたより戻して三人で暮らしたいなんて。ムカついたから金と仕事、全て奪ってやったわよ。」



・・・父さんが死んだ?



「この際だから全て教えてあげるわよ。あの男は浮気なんかしていなかったわ。だけど、あんたがあいつに懐くの許せなかったのよねー。だから、あんたにあいつの悪いところばっか教えていたら、ふっふふ」



「あんた、ばかみたいなあの男のこと嫌ってあたしについてきたわ。ほんと面白かった。もう、あんたも用無し。もう二度とあたしの前に出てこないでね。あと、このアパートも今日で解約だから、出てって」




なんだよ、この女・・・



気持ち悪い

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