日常から非日常へと一気にシフトしていく導入が非常に魅力的でした。目覚ましで起きるという誰もが経験する朝の描写から始まり、牛乳をラッパ飲みしながらニュースに反応する等身大の主人公。彼の「これ夢だろ」と信じ込もうとする姿勢がリアリティを持って読者に迫り、ファンタジー世界への移行に説得力を持たせていました。