君を最後に愛する

寝ても疲れが取れない人

青天の霹靂

「私と付き合ってください」


唐突に僕は告白された


それも放課後の屋上や桜の木の下といったベタな場所でもなく真昼の教室だ


周りの視線が一斉に僕に集まる

視線が集まったせいで少し吐き気がするのを我慢し、彼女の方を向く

告白してきた彼女の名は花園雫はなぞのしずく


僕が彼女とかかわりがあったわけでもなければ彼女のことをほとんど知らない

ただ一つ知っていることと言えば、そう


塩対応の美少女


ということだけだ


男女問わず話しかけるだけでゴミを見るような目で見られ、それでもしつこく話しかけると警察を呼ばれたこともある


そんな彼女になぜか僕は告白されていた



「あの....返事をもらってもいいかな」そう彼女から急かされる


「あ...うん」


どうすればいいのだろうか

僕は必死に頭を動かす

断る....のは駄目だ後が怖い

かといって付き合うのも駄目だ後が怖い


その瞬間俺は閃いた


「お試しでなら」と




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