私の想い

私は、ずっとA君の事が好きだった。

私は、放課後に校舎裏にBに呼び出された。

内容は、私と付き合ってほしいらしい。

私はそれを了承した。


私は男避けが欲しかった。

モテるから、A君と付き合ったら、別れよう。

そう思ったのに、A君が私の事を見ていたのだ。


私は、やっと気がついた。

私のやってる事は、クズのような事なのだと。


だから、別れる為に。

この恋とオサラバする為に

Bにキスをした。


初めてのキスの味は苦くて、罪の味がした。


その後、ハグをした。

見ると、A君はいなくなっていた。

あぁ、これで本当にオサラバなんだ。

あぁ、早く別れたいなぁ



10年後


私は結婚した。

…包み隠さず言うと、デキ婚だった。


18歳になる前から何回も、何回も、

好きでも無い相手と…。

本当に気持ち悪くて吐きそうな想いだった。


A君のスピーチが終わったのか、拍手が起きていた。


私はそれに加わって拍手をした。



A君はその後Bと話した後、どこかに行き、私の元へ来て紙を渡してきた。


そこには、


『耳、聞こえないんだろ』


と書いてあった。


あぁ、やっぱり分かってくれてた。


笑顔で返すと、A君は『がんばれ』

と手話で言ってくれた。


それを見て、胸が締め付けられた。

あぁ、やっぱりA君と結婚すればよかった。


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