第3話

雅side




いきなりなにを言い出すのかと思いきや、世間話をしに来たのだろうか。



いや、そんなわけは無い。




「なぁ、俺と話さねぇか?」




瑠樹は無口な方だと思うんだが、この人は話すのが好きなんだな。



私は依然として言葉を発さずその場に立っていた。




「これが今回のお前の仕事なんだけどな?」




はい?




「聞いてんのか?まぁ、正しく言うなら今回のお前の仕事はここで生活することだ。」




...冗談を言っているとは思えない。





「とにかく座れ。」




私は大人しくこれの前に座った。






そうとなったら切り替えなければ。


ここで生活するなら男の方が自然だろう。









あとは...クロとして新たな人格を作るべきか、否か。

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