第79話
「優菜ー!」
「奏くん。」
「どうだった?結果は。」
「私は全然ダメダメだよ〜。」
奏と俺はこの前のテスト結果がやっと出て廊下の張り出しを見に来た。
優菜も見に来たみたいだ。
「俺もだ!でも、雅のおかげで赤点は逃れたぞっ!」
「えっ?...楪くんに勉強教わったの?」
「そうだぞ!勉強会してたのは優菜が来る前だったから知らないか〜。雅めっちゃ頭いいんだからな。」
「じゃあ、ランキング上の方に乗ってるかも。見に行こう!私なんて無縁だから、そっちの方見てなくて。」
「おう!」
「うーん、人が多くて見えない。きゃっ!」
人が多くて優菜が俺の方に倒れこんできた。
俺は支えるために彼女の肩を掴んだ。
「大丈夫か?」
「へっ?ゆ、ゆ楪くん!?」
動揺しすぎ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます