おっぱいのサイズで身分が決まる貞操逆転世界の皇子に転生したおしり派の俺、異端として殺されそうなので教祖になる

訳者ヒロト(おちんちんビンビン丸)

第1話 おしりの絵を踏め

 美。世界には数多くの美がある。

 その最たるは女体。

 神が創りし女体は神性を宿し、その神秘的な絶美で他者を惹きつけてやまないのである。


 おっぱい、おしり。


 どちらが好きかと世に問えば、多くの人類がどちらも好きだと答えるだろう。


 では、今後の人生でどちらか一方しか触れないとしたらどちらを選ぶ?


 大いに悩むはずだ。答えを出せないものもいるかもしれない。だがおっぱい派の方が多いであろう。

 しかし迷うことなく「おしりだ!」と断言できるものもいる。


 それがこの男。


 前世での名は増永雄太。お尻への愛だけが取り柄の、しがない男であった。


 今世での名はウィリアム・カイザー・アイゼンガルド。大陸一の帝国の皇子である。


 ウィリアムはもうすぐ15歳になる。黄金の髪と紅の瞳を持ち、才知に長け、武勇には欠けるものの心優しく、みなに好かれる。


 しかし――変わり者であった。


「よし…… もう少しで完成だ」


 そのウィリアム、自室で粘土をこねている。


 彼の手の中にあるのは女性の下半身をかたどった像である。


 自立することのできる二つの足は指の爪まで作りこまれ、ふくらはぎから太ももにかけての曲線は艶めかしく美しい。


 特筆すべきはそのお尻。


 触ればもちりと指が沈み込みそうな弾力、丸みを帯びた柔らかさを見事に表現していた。


 彼はこの粘土像をモデルも写真もなしに作り上げたのである。ただ己の頭の中に存在するイメージのみで。愛のなせる業であった。


「もう少しで完成だ。全体のバランスを直して、曲線を整えるだけ。あと二か月くらいだな……」


 机の上に乗せ、額の汗を拭う。


 ウィリアムはその美しさに見惚れた。これぞまさに理想とするお尻であった。眺め続けて気付けば一日が終わっていたこともあるのだ。。


 ふと、扉がノックされた。


 ウィリアムは慌てて像を手で包み隠し、そーっと持ち上げて机の引き出しにしまった。


 なぜ皇子である彼が自分の趣味を隠すような真似をしているのか?


 それは、この世界ではおっぱいの大きさが人間の価値を決めるからだ。


 貧乳女性はみな最下層。当然のことながら男性も最下層だ。だっておっぱいがないから。


 ウィリアムが贅沢な暮らしを送れているのはひとえに母が爆乳だからである。本質的にはウィリアムは母王の付属品としての価値しかない。


 巨乳が絶対。したがってお尻を愛好する男性なんていない。もしいれば心のねじ曲がった狂人だと罵られることだろう。


 ウィリアムも最初は違和感を持ったが、これが異世界の文化だろうと受け入れてきた。別に大きなおっぱいが嫌いなわけでもないし。むしろ好きだ。


「入ってもよろしいですか?」


「どうぞ」


 静かに扉が開かれる。


 入ってきたのはメイド服を纏った淑女、オフィーリアである。


 皇子の世話をするメイドはそこらのメイドとは違う。高貴な家の血を引き、教養と芸事に秀で、巨乳遺伝子を持つ皇子の愛を受けることさえ期待される女性である。


 なによりの特徴は――


 ウィリアムの視線はそのバカでかいおっぱいに吸い込まれた。黒布を押し上げるたわわな二つの膨らみだ。ありえないほどに大きい。何を食ったらそれほど膨らんでしまうのか? 大きすぎる。


 首を振って邪念を払い、なんとか彼女の顔に視線を固定する。


 オフィーリアはその美しい眉を困ったようにハの字にした。


「また粘土遊びですか? ……それも側女まで部屋の外に出しておひとりで。いったい何を作っておられるのでしょう?」


「秘密だ。完成したらみせてあげよう」


「……そう仰って三年ほど経ちますが」


「…………」


「まあ、問い詰めはしませんが、いつか見せていただける日が来るのを待ち望んでおります」


 ウィリアムは曖昧に微笑んだ。きっと見せる日は来ない。この像を人目にさらすなど、それこそ死んだ後くらいだ。


「それで何か用かな?」


 オフィーリアはドアを後ろ手で閉め、鍵をかけた。カチャリと音が鳴る。


「大事なお話があります」


 ウィリアムはオフィーリアの綺麗な顔をまじまじと眺めた。そんな切り出し方をされるのは初めてだった。


「君が大事というなんて、よほど大事なのだろうね。いつもは大事なことでも淡々と伝えるのに」


 オフィーリアは一つ息を吸い込んだ。静かな口調で話し出す。


「殿下はまもなく成人となりますが、その儀式の際に絵踏み・・・を行わねばなりません」


「絵踏み? 儀式の流れは予習済みだけど、そんなものは聞いていないな」


「すべて説明すれば十日あっても終わりませんし、教育係がお耳にいれる価値もないと判断したのでしょう。私もおおむねその意見に賛同です。ただ絵を踏むだけで良いのですから」


 オフィーリアの瞳が不気味にきらめいた。背中に隠すように持っていた何かを取り出す。


 ウィリアムは息を呑んだ。


 それは振り向き美人図。


 こちらに振り向く裸婦の絵であった。もっとも目を引くのはその神々しくさえあるお尻。まだ若い女のつんと上を向いて引き締まったお尻。今にも動き出しそうなリアリティと迫力がある。


 ウィリアムは思わず手を伸ばし――


「殿下?」


 すぐに手を引っ込めた。


 心臓の鼓動はすでに限界に達していた。息が荒くなるのをなんとか抑え込み、深く呼吸をしてごまかす。


「どうかされましたか?」


「大丈夫。何でもない。続けてくれ」


「……この貧しく卑しい胸の女の絵をご覧ください。かつて存在したという邪教徒はこのような絵画を愛好したというのですから、いかに邪悪であるか分かります。なんと忌々しいことか。――それはともかく、成人の儀でこの絵を踏むことになるのですが……」


 オフィーリアは試すようにウィリアムを見た。ウィリアムはぎこちなく目を逸らす。目が合えば内心を見抜かれる気がした。


「もちろん、殿下は踏めますよね?」


 心臓がどくんどくんと跳ねまわる。


「もちろん、踏めるとも」


 爪が食い込むほどに拳を握りしめながら言葉を絞り出す。


「そんな、手にすっぽり丁度よく収まりそうな慎ましやかな貧乳なんて、見るだけで反吐が出そうだし、お尻なんてもっとだ。――言葉にできない」


 オフィーリアは胸を撫でてほっと息を吐いた。でかすぎるおっぱいがたゆんと揺れる。


「それを聞いて安心いたしました。長く殿下のお世話をしていますが、変わったご趣味をお持ちなのかと勘違いしておりました」


「ははは、なんだか不敬じゃない?」


「申し訳ございません。どうかお許しください」


「構わないよ。俺と君の仲だから」


「ありがとうございます。――それでは予行演習と行きましょうか」


「え? え?」


 オフィーリアは裸婦の絵画を床に置いた。そしてウィリアムを手で促す。


「どうぞ、お踏みください。こう見えて私、異端審問を行ったこともありますので」


 まばたきさえしない両の目が、ウィリアムの些細な表情の変化も逃すまいと監視している。


 ウィリアムは唾を飲みこんだ。


 踏まなくてはならない。さもなければオフィーリアは母王に言いつけ、ウィリアムは良くて牢屋送り、最悪は即斬首となるだろう。皇族であっても背教者に容赦はない。


 踏まなくては。


 ウィリアムは絵画の前に立った。


 踏まなくては。


 しかし足は動かない。


 なぜならば――


 絵の中の女と目が合ったのだ。


 それは絵だが、確かに目が合った。

 語り掛けてくる。

 「私を見なさい」と。

 「素敵なおしりでしょう」と。

 「素敵なおっぱいでしょう」と。


 作者の思いが伝わってくるのだ。

 「汝、この美を理解できるか?」と

 「汝、これが美というものだ」と。

 「汝、お尻を愛せよ」と。


 ウィリアムとて芸術家もどきである。前世からそうであった。誰かの創造物を踏みつけになどしたくない。ましてやお尻を題材とした芸術であれば……


「殿下? どうされました?」


 オフィーリアの目つきが冷たく、ナイフのように研ぎ澄まされた。


 ウィリアムの背中を汗が伝い、手の平がじわりと汗ばむ。


「踏むよ。踏めばいいんだろう。踏んでやるさ、こんなもの」


 ウィリアムは足をゆっくりと持ち上げた。


 そして――


 ――足は震えるばかりだ。同じ極の磁石のように反発して絵画を踏みつけることはできない。


 オフィーリアは鬼気迫る表情で言った。


「殿下! 踏むのです! さもなくば陛下にお伝えせねばなりません!」


 ウィリアムの服は汗でぐっしょりと濡れて、まるで雨にでも降られたようだ。全身の筋肉が細かく震えて脳からの命令を拒んでいる。


「踏む! 踏むから! 少し黙っててくれ!」


 絵の女と目が合う。

 彼女は薄い笑みを浮かべている。自分が美しいことを疑っていない、自信に満ちた笑顔だ。愛を受けるために描かれた女。決して踏まれるためではない。それでも。


「踏んでやるッ!」


 震える足をそのお尻に近づけていき――


 ウィリアムは崩れ落ちた。


「だめだ! 俺にはできない! 無理だ、これを踏むなんて! 芸術なんだ!」


 オフィーリアは目を見開いて口に手を当てる。


「殿下……やはり……なんという……なんという異端ッ!!!」


 オフィーリアは懐に手を突っ込んで何かを取り出そうとする。


 ウィリアムは死を覚悟した。しかしそれでいいとも思った。このおしりを踏んでまで生きてなどいたくない。


「殺してくれ! オフィーリア! 一思いに殺してくれ! 俺はもうこんな世界に生きていたくない!」


「ああ……嘆かわしい……なぜお尻を愛してしまうのでしょう……」


 オフィーリアの冷たい手が迫ってくる。


 ウィリアムは目を閉じた。


「また死ぬのか」


 しかし、痛みはいつになってもやってこない。


 むしろ温かく柔らかいものに包まれていた。ウィリアムはゆっくりとまぶたを上げる。


 抱き締められていた。オフィーリアにだ。彼女はしゃくりあげながら涙を流している。いつも強く気高い彼女が泣くなんて初めてだった。


 ウィリアムはすぐに違和感に気づいた。


 オフィーリアのおっぱいが――しぼんでいる! 小さくなっている! いや違う……もとからこの大きさだったのだ!


 彼女の側にはお椀型のクッションのようなものが転がっていた。豊胸パッドだ。


「君は……いったい……」


 オフィーリアが体を離す。頬をつつつと雫が伝っていく。


 彼女のおっぱいは絵の女と同じくらいの大きさ、手の中にちょうどすっぽり収まりそうなくらいのサイズ感だった。


 美しい。ウィリアムは驚嘆した。この世界で初めて貧乳を見た。そこには美の神が宿っていたのだ。


 オフィーリアは恥ずかしそうに胸を腕で隠した。


「殿下……この醜悪な体をお許しください……本来は王宮に立ち入るなど許されぬ身でありながら、偽りに偽りを重ねて今までお仕えしてきました……申し訳ございません」


「なんだと……」


 ウィリアムはその肩をひしと掴む。醜悪な体なんてふうに自称するのは許せなかった。


「自信を持つんだ。君は美しい。俺が保証する。君は、美しい! おっぱいが小さかろうと、小さいからこそ美しい!」


 オフィーリアはさめざめと泣いた。


 この巨乳絶対社会で彼女がどれほど苦悩してきたのか、ウィリアムには想像することしかできなかったが、それでも理解したいと思ったのだ。


「ありがとうございます……あなた様のような方が生きるには、この世界は狭すぎる……無力な私をお許しください……」


 オフィーリアは立ち上がった。


 赤く腫れた目を擦りながら口を開く。


「どうあろうとも、成人の儀では絵踏みをしなければなりません。さもなければお命さえ危ういでしょう。難しいでしょうが、心の準備をお願いいたします」


 ウィリアムは首を横に振った。


「できない。踏むくらいなら、死んでいい」


「そんな――」


 オフィーリアは声を荒げる。


「それはだめです! 私は殿下に生きていて欲しいのです。あなたのようなお人こそ生きねばなりません」


「……絵の中の女が語り掛けてくるんだ。踏むな踏むなという声が聞こえる。俺には無理だ」


 オフィーリアは悲痛な呻きを漏らし、顔を手で覆った。


 ウィリアムは肩を落として俯く。


「そういうわけだ。オフィーリアには申し訳ないけど、あと少しの人生を楽しく生きようと思う」


「殿下」


 唐突に、オフィーリアはウィリアムに尻を向けて四つん這いになった。


「何をしている?」


 スカートをまくり上げて、ぷりりとしたお尻が露わになる。


 ウィリアムの視線はそのお尻に吸着した。なんと美しいお尻であろうか。粘土のそれとも、絵画のそれとも異なる本物のお尻。


 雪のように白く、桃のように丸く、花のようにかぐわしい。五感全てで魂に訴えかけてきていた。


 ウィリアムは思わず膝をついた。神によって作られた完璧な美しさだ。これぞ理想形。無数にある理想のうちの一つだ。


 女性が百万人いれば、百万通りの美しさがある。お尻も同じだ。それぞれのお尻に物語と美がこもっているのだ。


 このお尻にも物語があった。ウィリアムはそれを容易く読み取って想像することができた。数多の辛さ楽しさを踏み越えて今ここに至ったお尻である。


 オフィーリアは震える声を紡いだ。


「お踏みください、殿下。踏むのです。踏んでください。私のお尻はこの時この場所で踏まれるために生まれたのです。殿下のようなお人であれば、踏まれることになんの痛痒もありませぬッ!」


 膝をつくウィリアムの目前に綺麗なお尻がある。


 それは痙攣するように震えていた。羞恥か、悲しみか、喜びか、ウィリアムには分からない。


「むしろ嬉しいのでございます! お尻も踏まれることを望んでいるのです! 踏んでくださいまし!」


「なんてことを言うんだ、オフィーリア…… お尻は愛でるものであって、踏むものではない……」


「踏んでほしいのです! 淫らで欲深な私のお尻は踏まれることを待ち望み、昂っているのです! お尻を踏まれて喜ぶ人間もいるのです! お尻を踏むことはなんの侮辱でもありません!」


 ウィリアムは彼女の覚悟がどれほどのものであるかを理解した。彼女はウィリアムにまだ死んでほしくないのだ。そのためにこれだけ体を張ってくれるのだ。


 踏まなくては。


 ウィリアムはオフィーリアのお尻の前に立った。


 踏まなくては。


 息を吸い込む。足を上げて――


「ああ! 靴を履いたままなんてとうてい無理だ!」


 叫んで靴を引っこ抜き、靴下も引っこ抜き、裸足になった。オフィーリアは静かに待っている。


 もう一度――


 足の裏をお尻の上にちょこんと乗せる。


 それで限界だった。


「踏んだッ! もう踏んだぞッ! これでいいだろう!」


 ウィリアムはお尻を抱きしめ、さすり、謝罪した。


 ウィリアムにとってお尻とは愛でるものなのだ。邪な気持ちなど一切なく、ただただ芸術品として鑑賞することができる。


「すまない……許してくれ……」


 お尻の踏みつけた箇所を詫びるように撫でていると、不意にメイド服がめくれ上がる。


 オフィーリアの背中が空気にさらされた。真っ白で細い背中。


 ウィリアムは眉を大きく持ち上げる。


「なんて……なんてひどいことを……」


 彼女の背中には――


 酷いムチの痕があったのだ。


 一度や二度ではない。何度も何度も叩かれた痕だ。


 ウィリアムは驚きのあまりに凝視してしまう。一度目の人生でも二度目の人生でも、このような拷問じみた傷跡を目にしたことはなかった。


 オフィーリアは雷の速さでメイド服を直して背中を隠す。


「お目汚しを……失礼いたしました……」


「お目汚しだと――」


 ウィリアムは怒り狂って立ち上がった。何も考えられなくなるほどの、心を裂くような激しい怒りだ。


「どんなわけがあって――まさか貧乳だからか!? 誰にやられたんだッ!? 俺はぜったいにそいつを許さないぞッ! 誰だッ!?」


 オフィーリアは向き直って深々と頭を下げる。表情は見えない。


「……お話ししてどうにかできるものではありません。どうかお許しください」


「言うんだッ! 言え! オフィーリアッ!」


 オフィーリアは体を震わせた。なんとか聞き取れるほどの弱々しい声で囁く。


「父親に、でございます。私の胸がまったく成長しないことに激怒し叩いたのです」


「父親……だと……?」


「しょうがないことでございます。家から貧乳の女を出せば家格自体を貶めます。社交界での立場は消えて家が滅びかねません」


「しょうがない……?」


 ウィリアムはまた崩れ落ちた。


 自分が快適な温室の中で育ってきたのだと理解したのだ。人間の悪質な部分はすべて隠されて、蝶よ花よと育てられたのだ。


 王宮に爆乳女性しかいないことを不思議にこそ思えど、貧乳女性がどうしているかなど想像もしなかった。


 王宮の外ではこのような社会が広がっているというのに、15年近くも生きてきて知りさえしなかった。


「世の貧乳女性はみなそのような仕打ちを受けているのか……?」


「……私など、良い方でございます。叩かれただけですから」


「なんてことだ……」


 涙が零れ落ちてくる。信じがたい事実だった。


「人間の価値はおっぱいの大きさなんかでは決まらない。お尻の大きさでも決まりはしない。百万人いれば百万通りの美しさがあるのだ。それが分からないのか……」


 オフィーリアはウィリアムを抱きしめた。悲しみの沼に沈み込んでいく彼を繋ぎとめるように、強く抱く。


「殿下……この世は生きづらくございます……それでも生きるほかに道はないのです……」


「……変えなくては」


 ウィリアムの心に炎が宿った。激しい炎だ。やがて世界全てを呑み込まんとする業火である。


「世界を変えなくてはいけない。このままではダメだ。変えなくてはいけない。俺が変えるのだ、皇子として生まれた俺が」


 ウィリアムは彼女のお尻をそっと手で包み込んだ。


 オフィーリアは花が咲いたようにぽっと顔を赤くした。


「誓うよ、オフィーリア。おっぱいの大きさなんて気にしなくていい社会を俺が作ってみせる。君のために。君の美しいおっぱいとおしりに誓う」


「殿下……」


 こうして主従は革命を誓った。


 まだ二人のみだ。しかしこの炎はゆっくりと燃え広がり、次第に勢いをまして、誰にも止めることができなくなるだろう。


 お尻に栄光あれ!

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