第15話

「終わったか?」



「ああ。なんとかな」



「けっこう気合入ってたな」



「こっちもばっちり終了―!!」



まともに立ってるのは俺達だけだった。



「それじゃあ行くか」



俺が言うと全員バイクにまたがった。




俺も愛車のシャドウクラッシックにまたがるとエンジンをかけた。



俺達はバイクを走らせて大きな公園の横にある空き地に集まった。



いつもここに来る。


お気に入りの場所ってやつだ。



空き地と言っても芝生がきれいに刈られていて、手入れも行きどどいている。



市の土地とかなんとか聞いたが、細かいことは知らない。

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