第7話
外はすっかり暗くなって、スマホを見ると6時。
2時からやってたからなあ……
私は服を着ると扉を開けた。
振り向くと全裸の村山と佐藤が放心したように転がっている。
「私、帰るけどあなたたちも早く帰りなよ。そのまま誰かに見つかったら笑いモンだし」
ぐったりした二人からは返事がない。
「じゃあね」
一言投げると私は扉を閉めて体育倉庫を後にした。
帰る道すがら、歩いていて知らぬ間に涙が頬を伝った。
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