第142話
登校してきて錯乱した府川さんはカッターナイフを持ち、クラスメートに襲いかかった。
幸いにもすぐに先生が取り押さえ病院へ運ばれたかクラスメートの恐怖は計り知れないものがあった。
なぜなら、それが石井くんの呪いに関係しているからだ。
その時、石井くんと同じいじめられていた、若宮早苗さんが私たちにある提案をする。
それが、学級裁判だった。
石井君に報いるため、許してもらう為に、私たちは呪いに協力すべきだという、若宮さんの意見……
みんなそれに乗っかってしまった。
自分が……自分だけは呪いから助かりたい、その一心で、私達はクラスメートを生贄に捧げるという選択をした。
まずいじめグループのリーダーである額賀翔。
彼をもう使われていない集荷センターの倉庫に呼び出し糾弾した後に首に縄をかけて自殺に見せかけて殺した。
私達はその後、警察にバレてしまうのではないかという現実の恐怖にしばらく怯えることになる。
しかし1週間経って発見された額賀くんの遺体は自殺と処理された。
しかし、安心したのもつかの間、さらに呪いの犠牲者が出てしまう。
そこで、若宮さんから、まだ生贄が足りない、もうここまできたら最後までやるしかないと私達は焚き付けられた。
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