第80話

やったのはこの学校の生徒だろう……



私はそう思った。



きっと呪いに精神が蝕まれるんだ。




そして、ショッキングな出来事が次の日に起きる。



学校が終わり、どこかファストフードにでも行こうと話していた私と武藤さんそれに西部さんの3人で例の裏庭に行った。



あんな事件のあった後だから、西部さんが少し心配だというので、学校の帰り、私達がそれとなく見てみることにした。



動物たちは無事でみんな安心して帰ろうと、裏庭から表に回り、駅前にあるファストフード店に向かっているときだった。




突然目の前を歩いていたうちの学年の生徒の頭を落下してきた窓ガラスが激しい音と共に直撃した



「きゃー!!」



突然のことで、私達は悲鳴をあげて、その場に腰を抜かしてしまった……



なんだこれ……?



上を見上げると、雑居ビルの三階の窓が枠ごと外れている。

「あっ、あれ……」



武藤さんが指さした先はもう1人、買い物帰りとみられる、主婦が血を吹いて倒れていた。



飛び散った窓ガラスの破片が喉を切り裂いたのだ。



同じように窓ガラスの直撃を受けた生徒も頭に深々とガラス片が突き刺され、ぐったりとしている。

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