第6話

人が死んでいることがわかってこれだ。



そしてこいつら六人……



全員付き合ってる。





「みんな聞いてくれ」



担任の桑原先生が朝のホームルームでみんなに対して話を始めた。



「もう聞いている者もいると思うが、朝から警察が来ています」



「先生!自殺なんですか?みんな朝から気になっていて手が付けられません」



クラス委員長の秋本智子が手を上げて質問した。




「これからニュースにもなるだろうから話しておく。自殺だ」



教室中がどよめいた。




「誰ですか!?」「何年生!?」「この学年とか!?」



みんなが騒々しく桑原先生に聞く。



桑原先生は宥めるように促すが騒ぎは静まらない。




ガタンッ!!



翔が机を蹴った。




「うるせーよ。先生が話せねーだろ」



教室は嘘のように静かになった。



「額賀、ありがとう」

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