星期一の超極短編~げつようびのスーパーショート~

加賀倉 創作【書く精】

第1話『ヒトの始祖起立腰パンパン』

 ヒトの始祖は、四足歩行だった。


 原っぱの中。


 昼間、四肢を使って走り回って……

 

 夜、ごろんと寝転ぶ。


 夜空のお星様を眺める。


 お星様に、手を伸ばした。


 だが、届かない。


 少しでも、お星様に近づきたいと思った。


 起き上がり、四肢で、立つ。


 再び、夜空に向かって手を伸ばすも……


 お星様までの距離は、あまり変わらない。


 そして今度は……


 二本の後ろ足で、立ち上がった。


 もう一度、手を伸ばす。


 わずかばかりに、お星様に近づいた。


 しかし、まだまだ遠い。




 〜数百万年後〜


 


 ヒトは、お星様のに、立つほどにまで、進化した。


 しかし……


 皆、腰を痛そうに、抑えながら、歩いていたのだった。


 腰痛は、二足歩行の宿命である。


 こんな曲が流行った。


「ヒトノシソキリツコシパンパン♪」


 また来週の星期一げつようびでお会いしましょう^ ^




 

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