八犬伝が観に行きたいアル……。
明鏡止水
第1話
タイトルの通り、八犬伝が観に行きたいアル。
しかし、今日は土曜日。
土日は父と弟が電車を見に行きがち。
知的障害のある弟。自閉症スペクトラムとか、なんかそんな? L Dとかいろいろ三つくらいあるらしい。
そんな弟は小さい頃から電車が大好き。
ネットでどこの駅になんの型? の電車が来るとか。
撮った動画をパソコンに落とす? とか。
私でもできない事はものすごい集中力でできます。
私は弟嫌いなのですが、嫁に行った妹は専門学校を出ているのでパソコンにも詳しく家族思い。
ネットの安全な活用法などやさしく教えてくれたらしい。
そしたらまあ、成長する、成長する。
多分私よりパソコンの扱い、弟のほうができますね。
おっと、映画 八犬伝のお話でしたね。
障害者についてのお話は、私自身精神疾患のある精神障害者? というか。身近なものなので。
チョチョイ、エッセイで人生の壁にぶち当たりながら書く事があります。
んで、八犬伝ですよ。
八犬伝。
滝沢馬琴の八犬伝!!
何年か前に「滝沢」繋がりで滝沢秀明、通称タッキーが、信乃役で主人公やって村雨ぶんぶんなドラマ見て。
二十代の明鏡止水は、
「八犬伝、かっこよっ!!」
と地元の図書館で本を探して。
「南総・里見八犬伝」
のやさしーいバージョンの小説を読みまして。
うわー、これ、原作はどんだけ濃くて密なんだろう!
とワクワクしました。
にわかなファンですが。
映画館で鬼太郎誕生やふれる。を見るたびに、映画の予告で三十代になっても気になっていたのです。
あとドラマを見ていた当時好きな作家の桜庭一樹さんの「伏 贋作・里見八犬伝」でも浜路と伏の信乃の関係が悶えたりですね。
公開日に、観に行ってみようかなっ
って楽しみにしたら、夜勤明けの日でした。
元気だけど、抜群のコンディションで見たいねん。
ちょっとでも眠気があるなら、仕方ない、次の日じゃ!!
と思った矢先。
車がないんよ。
自転車で地元の映画館までは、うん、ちょっとキツイかな。
いい運動になりそうだけど……。
そうして、
あああー。
という事は、やるとしたら、あれよ。
新しく習った仕事のシフトのスケジュールと当時取ったメモを照らし合わせて勉強……。
こちとら、休日じゃー!! ボケェー!!
でも、早め早めにやってなかった自分もアッカーン!!
八犬伝、気になるよね。八房とかワンチャン出てくるのも、八つの玉も、牡丹の痣もロマンチック。
おっと、閃いたぞ。
酷だけど、顔に痣を持って生まれてきた女の子。
しかし、彼女には心の支えは何も無い、唯一の試みは興味もないのに、痣のある物語の本を持ち歩いて強がる事。なんでも無い、と思う事。
そんなある日、クラスのヤンチャなモテる男子に言われる。
「アノサ、ヒロイン願望とかあるわけ? そのカオじゃムリでしょ? だって、痣とか言ってそれさ、もう〝傷″じゃん、ソレ」
(傷物の私……)
どうせなら、傷になるのは、傷つけたあんただ……。
顔に痣のある少女は、ネットで村雨の模造刀を買っって、顔を隠し、ある日男子に復讐する。
男子が家に入ろうとした時模造刀で顔を後ろから突こうとする、すると、覆面のせいで段差にこけて、なんと男子の片目を思い切り突いてしまい、相手は義眼に。自分は捕まらず。
男子はモテていたのにキモがられていた。
なんか、片目だけ動かないの、どっちの目と目を合わせたらいいか、こわいんだよね。
メンヘラな女子からはモテていた。
片目の男子! すごい! ラノベみたい。
復讐は終わらない。
痣のある少女は、ドール用の数千円のドールアイを購入し、男子の机へ置いて嫌がらせする。
するとそこから着想を得た陽キャな男子。
なんと、義眼の色を鮮やかにしてオッドアイにし始めた!
厨二病などといわれつつも、悲劇の事件から一転、オシャレへと昇華させたとしてトップモデルの道へ。
どうして!!
まだまだ復讐したりないのに、相手は手の届かない高みへ。
こうなったら……
……。
うん。私に文才は無いようだ……。
とりあえず八犬伝楽しみ。
八房のぬいぐるみとかかわいいな。
すずめの戸締まりもダイジンのぬいぐるみほしかったんだよねー。
八犬伝が観に行きたいアル……。 明鏡止水 @miuraharuma30
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
「天国」はわからない/明鏡止水
★6 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます