-通されたアリス-
ようこそ、迷い子の御嬢様
わたしがこの城の主(あるじ)であります
ああ、お疲れでしょう
使用人さんを呼びましょう
お砂糖たっぷりの紅茶とクッキー、、
ケーキの方がいいかい?
まずは、ティータイムでリラックスしておくれ
久方の客人だ
使用人さん、希少な美味しいものをお願いするよ
お口にあったかな御嬢様?
ああ、笑顔で何よりだ
迷い込んだ時に、少し汚れてしまったのかい?
使用人さん、彼女が身を綺麗にしてる間にドレスとティアラの用意をお願いするよ
使用人さん、その間に他の者に伝えて食事の準備を頼めるかい?
御嬢様が気兼ねなく、食事を出来るように沢山お願いするよ
気がついたら私は、知らない森の中に居た
なぜそこに居るか、思い出せない
目が覚めたら、ここに居た
覚束無い足取りで歩いてくうちに、
少しずつ灯りが見えてきて、
灯りのある方へと向かった
通されて、通されて、お城の中
夢か現実か分からない
ゆめうつつのような感覚
不思議な世界に紛れ込んだような感覚に陥る
不思議な、、、御伽の世界に迷い込んだかのような
これは夢で、私は自身が何処かで眠っているうちにみている夢なのか
夢ならば、もう少し覚めずにここに居てみたい
少し、もう少しこの夢を見てみたい
そう思った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます