第2話 ネットリンチの向こう側

我が中日が何故ネットの玩具に成り下がったのか

指揮官の意味不明なトレードや采配や奇行が

すべて裏目に出たことによる事に尽きるだろう

しかしネットの批判が過熱すればするほど何故か

観客動員数が増えたり漫画のような試合展開など

球界の話題を搔っ攫っている事も事実なのだ

普通に消化試合に4万人近くも動員して見せた

肉を切らせて骨を断つようにが営業的には成功だ

では次に立浪和義にもスポットを当ててみよう

彼はいわゆる野球のセンスの塊のような存在で

幼い時から頭角を現し順調にPL学園のスターで

気が付けば名古屋の老舗球団のスターにもなった

その頃からの黒い噂は絶えないが今回は避けよう

だが彼を取り巻く環境は尋常ではなかったのだ

PL時代はKKコンビの直弟子であり寵愛も受けた

そしてプロに入れば第一次星野政権の寵児になる

そう彼の野球人生は一見華やかなスター街道を

歩んでいるように見えるがそのプレッシャーは

想像を絶するものがありそれを支えたのは彼の

根性の一文字に象徴されていると筆者は思うのだ

それを人は時代錯誤だの人権侵害だののたまう

輩があまりにも多いし時代のせいだと片づける

愚かな解説者も多いがのだが彼らに言いたいのだ

お前らに立浪和義の野球人生で受けて来た圧力の

百分の一でも受け耐えられるのかと

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