第45話
化粧が終わってからお由美とイネが外に行こうと言い出した。
「外?」
「うん。まあ、吉原の中だけど小間物屋とかもあるしだいたいの用事は吉原の中でできるようになってんのよ」
つまり塀に囲われた吉原の中に買い物もできるお店があって、生活全般が賄えるわけか。
お風呂屋もあるって言ってたしな……
「まだ時間あるから外案内してあげようか?」
「あ~……ありがとう。でも、これ読まないと。私、あんま字が読めなくて」
「だったら私が教えようか?」
「えっ!いいの!?」
「うん」
「私も付き合うよ」
「お由美、イネ、ありがとう!」
二人の協力のもと、私は女将さんの出した課題に取り掛かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます