第11話

「要するに私がいた世界の江戸時代になるってことね」



「ここでも江戸時代だよ。君の住んでいた世界とはほんの少し時間がズレてるだけだから」



「ふうん……ってことは違う世界の時間まで遡っちゃったわけだ」



「珍しいよ。こういうケースは」



「あっそう。ところでここって住み込みなの?」



「まあね」



「私のスキルを活かせるとしたらここかなぁ……でも客とやるっていうのはなぁ……」



「イヤな客なら断ることもできるよ」



「えっ!?そうなの!?」



意外!!そんなイメージなかったのに!!



「てっきり強制的に客とそうなるのかと思ってたよ」



「そんなことないよ」



「ならよけいに私にぴったりじゃん!」



そういえばこいつはいつまで私と一緒にいるんだろう?

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