第9話
「しょ、しょれは無理なんれす~」
「なんでよ?あんたそういう力ないの?」
手を離した。
「ハアハア……あくまで僕はナビゲーターでして……境を超えて転生した人が野垂れ死にしないようにサポートするのが役目で、それ以上の力はないのです」
「なんだなんだ、何の役にも立たないじゃない」
「すみません」
「なんか帰る方法知らないの?」
「う~ん…こちらの世界との境界が緩んだポイントにたまたまあなたがいたんですよね。ただ、それだけでは境界を越えることはできませんから、そのときに境界を越えるようななにか……強いエネルギーが君を次元の向こうに押しやったとか。結果、転生したということかと」
「強いエネルギーって?爆発とかそういうの?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます