第22話
次の日。
私は自分の考えを恋華と夏樹に話した。
「殺し屋!?」
「シッ!」
驚いて声を出した恋華の唇に指をあてる。
夏樹も目を丸くしてる。
「ほんとにそんなこと考えてるの?」
恋華が小声で聞いてくる。
「うん」
「そんなのバレたら私たちが鯨螺たちに殺されるよ」
「だから絶対に秘密にするんだって」
二人が不安気に顔を見合わせる。
「私たちみたいな小娘が、ここの連中をどうこうなんて
土台無理なんだよ……まともに考えたら」
「そうだけど」
「幾らするの……頼むのに」
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