第14話

中学二年生の夏休み。



塾帰り夜遅くにコンビニに寄ろうとしたら、見るからに不良といった感じの男女数人が店前に屯していた。




『はぁ面倒くさそうなのがいるな…』



晴信はそう思ったが気にせずコンビニに近づくと。




「あぁ~晴信♪」



ガシッ!



「!?」



晴信は急に腕に抱き付かれ、驚いたと同時に甘いバニラの香りが晴信の鼻腔を刺激した。



「晴信久しぶりじゃん!元気してた?」




急に抱き付かれたことにも驚いたが、抱き付いて来た相手を見てまたも晴信は驚いた。

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