第71話

だけど今回はキョウジに泣きついてきた。



そうなると知らない顔はできない。




こういうときに俺達トップが素早くアクションを起こさないと下の連中や外の奴らにもなめられてしまう。




今回の報復はまず、ちょっかいを出した連中の何人かをさらって半殺しにした。




目には目を―― なんて生易しい報復じゃない。




俺達は ――目には目と腕を―― だ。




このくらいの感覚でないととてもじゃないがつとまらない。





店の裏にまわって路地を抜けるとコインパーキングがある。



そこに危なそうな連中が17,8人ほど溜まっていた。




「あれじゃねえか?」



「あれだな」




前を歩いていたタツヤとトシが振り向いた。




「俺に5、6人くれよ。あとは3人で適当にわけてくれ」



俺が言うとキョウジが

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