第64話

吐き捨てるように言うとそのまま店を出た。




こうなるとエリとの会話にはウンザリだ。




「優希!」



後ろからついてくる足音がした。




「オイ!いいかげんいらねえ心配するな!!」



「優希……」



「俺は好きでチームにいるんだ!心配なんて余計なんだよ!」




振り向いて怒鳴るとエリは泣きそうな顔になった。



そのまま無視して駅まで歩いた。




俺が心配?マジで余計なお世話だ。




心配とか言って俺達はそんなにヤバイことをしているわけじゃない。



クスリとかもやらないしウリも禁止してる。




ただTシャツ売ったりパー券売ってイベントやって、トラブッた時にケンカはするってだけだ。

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