第62話
「優希はどこ行くの?また渋谷?」
「ああ。仲間の件でな」
「もういい加減、あいつらとツルムのやめなよ!」
「オマエだって俺らのファミリーに入ってるだろ」
「そりゃあ……」
とたんにエリは視線を落とした。
何か言いたげに再び俺を見る。
「マックでもいくか?」
「う、うん」
ゲーセンに行って時間をつぶすのもこいつと話して時間をつぶすのも同じだと思った。
入口の横の席に座るとエリは学校でのことを話し始めた。
俺とエリは同じ高校に通ってるけどクラスが違う。
だから俺はエリが学校でどう過ごしているかまるで知らない。
「優希は最近どう?」
「どうって?」
「なんか変ったことあった?」
変わったこと……
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